アクションカメラの選び方

カタログの数字をすべて読む必要はありません。使い勝手を大きく左右する6項目を押さえれば、選びやすくなります。

  1. どう持つかを決める

    最初に決めるのはスペックではなく形です。体につけるなら超小型、ヘルメットや車体に固定するならボックス型や360度カメラ、手持ちで自撮りするならフリップ画面の機種やジンバルカメラが向きます。ジンバルカメラは揺れに強い反面、防水ではありません。

  2. センサーサイズ

    センサーが大きいほど、暗い場面でノイズが出にくくなります。表記は分数なので、分母が小さいほど大きなセンサーです。1/1.9型と1型では、一辺の長さでおよそ2倍の差があります。

    1型
    MISSION 1
    1/1.1型
    Action 6
    1/1.3型
    Ace Pro 2
    1/1.9型
    HERO13

    同じ縦横比と仮定した大きさの目安です。実際の形は機種によって異なります。

  3. 防水の深さ

    確認すべきは「本体のみ」の深さです。ケースを使えば深く潜れる機種は多いものの、準備の手間が増え、音も入りにくくなります。シュノーケリングなら本体10m、ダイビングならケース併用で30m以上がひとつの目安です。

  4. 撮影時間は条件まで読む

    カタログの最長値は、低解像度で画面を消した状態の数字であることが多いです。4K以上で撮るなら短くなると考えてください。超小型機は本体だけだと70〜90分程度で、ドック併用で伸ばす設計です。

  5. 記録先を確認する

    DJIの最新機種、X6、Lunaシリーズ、GO 3Sには内蔵ストレージがあり、カードを忘れても撮影できます。GoProの全機種、Ace Pro 2、X4 Air、GO UltraはmicroSDが必須です。カード代も予算に入れておきましょう。

  6. 編集にかける時間

    360度カメラは自由度が高い反面、書き出しの工程が必ず発生します。編集に時間をかけたくないなら、撮ったまま使えるボックス型や超小型のほうが長続きします。

防水性能の一覧

本体のみ防水ケース併用時(別売の場合あり)

場面別の選び方

バイク・自転車

走行中はカメラを操作できません。固定の確実さと、向きを気にしなくて済むことが効いてきます。

  • X6360度で撮れば、前方も自分も後から切り出せる
  • HERO13 Blackマウントの選択肢が多く、取り付け位置を工夫しやすい

海・プール

ケースなしで水に入れる深さが、準備の手軽さを大きく左右します。

  • Osmo Action 6本体のみで水深20m、ケース併用で60m
  • Ace Pro 2本体のみで水深12m、ケース併用で60m

スキー・スノーボード

低温ではバッテリーの持ちが落ちます。対応温度と撮影時間に余裕のある機種を選びましょう。

  • Osmo Action 6動作温度は-20℃まで、公称240分
  • X6-20℃に対応し、自分の滑りも周囲も同時に残せる

登山・ランニング

長く持ち歩くほど重さが効きます。撮影時間とのバランスで考えます。

  • Osmo Nanoカメラ本体52gで、ザックや帽子につけやすい
  • GO 3Sカメラ本体39gで、Action Pod併用なら公称140分

旅行・Vlog

自分を映すなら、画面を見ながら撮れるかどうかで仕上がりが変わります。

  • Ace Pro 2フリップ画面で、自撮りの構図を確認しやすい
  • Osmo Pocket 4ジンバルで歩き撮りが揺れにくく、1型センサーで夜の街にも強い

子ども・ペット

いちばんの敵は、撮るのが面倒になること。軽くて出すのが楽なカメラが残ります。

  • Osmo Nano磁石で服につけるだけで、両手が空く
  • GO Ultra軽くて広角なので、動き回る被写体を収めやすい

よくある質問

スマホがあれば、アクションカメラは要らない?

歩きながらの撮影ならスマホでも十分です。アクションカメラが役立つのは、体や車体に固定する場面、水や衝撃があってスマホを出したくない場面です。

4Kと8K、どちらで撮るべき?

普段は4Kで十分です。8Kはデータが大きく、撮影時間も短くなります。編集で一部を切り出す予定があるときに使うとよいでしょう。

microSDカードは何を買えばいい?

カメラごとに推奨規格があります。MISSION 1シリーズならV30以上が必要です。内蔵ストレージのない機種は、本体と同時に用意してください。

防水カメラなら、海でそのまま使える?

本体の防水範囲内なら使えますが、海水は使用後に真水ですすいでください。バッテリー蓋やレンズまわりの閉まり具合も、入水前に確認します。

バイクに取り付けても大丈夫?

走行中の操作は危険なので、撮影開始は停車中に行ってください。脱落防止のワイヤーを併用し、取り付け位置が法令や車両の規定に反しないことも確認しましょう。

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